建物の耐震性に心配はありませんか?
旧耐震基準(昭和56年5月以前に着工)で建てられた建物は耐震性が弱く、地震の際に大きな被害を受けてしまう可能性が高いと言われています。
耐震診断は、地震に対して建物が十分な耐震性を持っているかどうか調査を行い、耐震性能を詳細に導き出します。
当社では住まいのあらゆる部分の健康状態を無料で診断し、状況に応じた耐震補強を提案します。
EXAMPLE 耐震工事の一例
耐力壁設置(室内)
家の強度を増し、耐震性を高めるために行われるリフォームが「壁補強」です。
壁補強を行い、地震や風など横からの力に抵抗する能力を持った壁を「耐力壁」と呼び、耐力壁の有無や量は耐震性に大きく関係しています。
一般的には、筋交いや構造用合板を取り付けて補強します。
面積・階数の大きい建物、重い建物ほど多くの耐力壁が必要で、全体的にバランスよく配置することが大切です。耐力壁が偏っていると地震が起きた際に家がねじれ、倒壊する可能性があります。
防湿・防蟻処理
基礎部分は地面と直に接するため、湿度が高くなりがちな床下部分は腐食がおきやすくなります。放っておくとカビが生え、土台の傾斜やシロアリの発生を招いてしまいます。そうなる前に換気設備を整えたり、防湿シートを敷くなど適切な防湿処理が必要です。
一般的な住宅では、5~7年に一度は基礎の点検が必要とされています。気付いてからでは遅いので、同時にシロアリを防ぐための防蟻処理を行っておけば安心です。
耐震補強金物取付
柱や筋交いの端部に耐震金物を取付けて補強する方法です。
地震などで建物に強い力がかかった際、材木を繋いだ部分には特に力がかかり、繋ぎがゆるんでしまう恐れがあります。繋ぎがゆるんだ状態で建物に力が加われば最悪の場合、建物は倒壊してしまいます。
柱と柱の間に斜めに入った部材である筋交いと柱の接合部、普段は見えない土台や基礎にも補強金物を入れ、耐震性を高めます。
屋根の軽量化
地震力は地面より上へ行くほど重量の影響を受けるといわれており、屋根を軽くすることは住宅の耐震性能を良くする最善策のひとつです。
特に旧耐震基準(建築後40年以上経過した住宅)で建築された重い屋根の住宅は、軽い屋根に葺き替えることをおすすめします。屋根の素材を鋼板・銅板・アルミニウム板・ステンレス板などの金属ルーフ系の軽い素材に変えるだけでも耐震力を高めることができます。
瓦など屋根に重量のある素材を使った家の場合、地震が発生すると家を押し潰してしまう危険性があるだけでなく、振り子の様に大きく揺れて建物を倒壊させることもあります。
FLOW 耐震補強の流れ
現地調査・床下調査
設計や工事の専門知識を持つセールスエンジニアがお宅へ伺い、部屋の広さや高さ、間取りなど細部まで建物の傷み具合をチェックします。さらに専門家が床下に潜り、シロアリ被害の有無など床下の状況をチェック。現場を知り尽くしたスタッフが漏れなく調査を行います。
コンピュータ耐震診断
調査結果を基にコンピューターソフトによる耐震診断を行い、耐震診断書を作成します。「間取りや壁の配置」、「筋交いと壁の割合」など、建物の地震に対する強度を数値化して診断いたします。後日、詳しい結果を改めてご報告に伺います。
耐震設計
診断の結果、建物が地震で倒壊する可能性があると判断された場合は、倒壊しないレベルまで建物の強度を高めなければなりません。そのためにどこをどう補強するか計画を立て、補強する箇所を示す設計図を作成します。
耐震補強工事
耐震設計にもとづき、必要に応じて工事を実施します。
可能であれば、大規模修繕・リニューアル等も同時施工で行った方が重複工事も避けられ合理的ですが、施工条件によって工事費が大きく異なってきますので、総合的に判断することが大切です。